アレパとは？南米生まれのもちもちグルメが世界中で話題に。おいしいお店も紹介！

今、じわじわと世界中のフードラバーたちから注目を集めているのが「アレパ」という南米の伝統料理。まだ日本では知名度が高くないですが、一度その香ばしい香りともちもちの食感を知れば、誰もが虜になること間違いなしです。

本記事では、そんな「アレパ料理」の魅力について深掘りしながら、南米でどのように親しまれているのか、そして日本国内でアレパを味わえるおいしいお店まで、わかりやすくご紹介していきます。

アレパとは？とうもろこし粉から作られる南米のソウルフード

「アレパ料理」とは、南米のベネズエラやコロンビアで日常的に食べられている主食のひとつです。主な材料は、プレクック（調理済み）のとうもろこし粉「マサ・アレパ」。これに水と塩を加えてこね、円形に成形して焼いたり揚げたりして作ります。

その食感はもちもちとした米粉パンのようで、外は香ばしく、中はふんわり。シンプルながら素材の風味が生きていて、一度食べればその魅力に引き込まれてしまいます。

アレパはパンのようにそのまま食べても美味しいのですが、真ん中を切り開いて具材を挟むのが一般的なスタイル。牛肉、鶏肉、チーズ、アボカド、黒豆などを自由にトッピングできるため、まさに「南米版ハンバーガー」といえる存在です。

南米ではどう食べられている？日常と文化に根差したアレパ

アレパはベネズエラとコロンビアで最も親しまれている料理のひとつ。特にベネズエラでは「朝ごはんの定番」として各家庭で毎日焼かれており、冷凍や冷蔵の状態で常備している家庭も少なくありません。

南米のストリートではアレパの屋台も多く、焼きたてをその場で提供してくれます。熱々のアレパに溶けたチーズがとろける瞬間は、まさに至福。手軽に、でもしっかりお腹を満たしてくれるその存在は、南米の食文化に深く根付いているのです。

最近では、アメリカやヨーロッパにもアレパ専門店が増えており、ヘルシー志向・グルテンフリー志向の高まりとともに注目度が上昇中です。

家庭で作れる！アレパの基本レシピ

アレパは家庭でも意外と簡単に作ることができます。必要なのは「Harina PAN（ハリナ・パン）」と呼ばれるとうもろこし粉と水、塩だけ。

【材料（2人分）】

【作り方】

市販のとうもろこし粉が手に入れば、日本でも十分に南米の味を再現できます。

日本国内でアレパ料理が味わえるおいしいお店3選

日本でも近年、アレパが食べられるお店が少しずつ増えてきました。以下に、アレパ料理を提供している注目の「おいしいお店」をご紹介します。

■【Arepa’s（東京・中野）】

ベネズエラ出身のシェフが手がける本格アレパ専門店。毎朝手作りされるアレパは、もちもち感と香ばしさのバランスが絶妙。牛肉煮込み「カルネメチャーダ」を挟んだアレパが特に人気。

■【La Casita（大阪・心斎橋）】

南米料理を幅広く提供するレストラン。アレパ以外にもエンパナーダやタマレスなど、珍しい料理が揃う。アレパはプレーンとチーズ入りの2種があり、辛めのサルサとの相性も◎。

■【SABOR LATINO（横浜・桜木町）】

ラテンアメリカの屋台風スタイルで提供されるフードトラック。アレパはテイクアウト可能で、ピクニックやイベントにもぴったり。手軽に南米グルメを体験できる貴重なスポットです。

まとめ｜アレパ料理は南米の温もりが詰まった一品

アレパとは、とうもろこしの素朴な香りと、ふっくらもちもちの食感が魅力の南米グルメ。シンプルながら、どこか懐かしく、自由なアレンジが楽しめるこの料理は、まさに「世界が注目する伝統食」といえるでしょう。

日本ではまだ「知る人ぞ知る」存在ですが、だからこそ今のうちに体験しておく価値があります。ご自宅でアレパを作ってみるもよし、南米のおいしいお店を訪れてみるもよし。ぜひ一度、アレパのやさしい味にふれてみてください。