地中海料理や中東料理のお店でよく目にする「クスクス」。日本ではまだ馴染みが浅いものの、近年「クスクスとは何か」「クスクスはどこの国の料理か」といった検索数が増加しており、注目のヘルシーフードとしても話題になっています。
今回は、そんなクスクスの正体から発祥の地、栄養面の魅力、さらには日本国内でクスクスが楽しめるおすすめのお店まで、徹底的に紹介していきます。
クスクスとは?見た目も食感もユニークな主食
まず、クスクスとは何かを簡単に説明しましょう。
クスクスとは、小麦粉(主にデュラムセモリナ)を水と混ぜて粒状に丸め、蒸して乾燥させた食材。見た目は小さな米粒のようですが、実は「パスタの一種」に分類されます。
調理法はシンプルで、熱湯を注いで数分蒸らすだけ。オリーブオイルやバターを加えればふんわりと仕上がり、カレーやシチュー、スープなど、さまざまな料理と相性が良い万能な主食です。
クスクスはどこの国の料理?ルーツは北アフリカ
クスクスとは、北アフリカを中心に広がった伝統的な料理です。とくにモロッコ、チュニジア、アルジェリアでは主食として定着しており、各国で独自の調理法や味付けが受け継がれています。
・モロッコのクスクス:ラム肉や野菜の煮込みと一緒に盛りつけ、香辛料で味付け
・チュニジアのクスクス:よりスパイシーでトマトベースのソースが多い
・アルジェリアのクスクス:甘いレーズンやナッツを使うことも
さらに、フランスやイタリア、スペインにも伝わり、地中海地域では家庭料理やレストランの定番メニューとなっています。つまり「クスクスはどこの国の料理か?」と問われれば、「北アフリカ生まれで、今や世界中で愛される料理」と言えるでしょう。
クスクスの健康効果と栄養価がすごい
健康志向が高まる昨今、「クスクスとはダイエットや美容に良いの?」という声も多く聞かれます。実はその答えは「YES」です。
・低脂肪・低カロリー:白米やパスタに比べてカロリー控えめ
・食物繊維が豊富:便秘解消や腸内環境の改善に◎
・ビタミンB群や鉄分も含む:代謝アップや貧血予防にも貢献
特に全粒粉で作られた「ホールウィートクスクス」は、さらに栄養価が高く、ベジタリアンやヴィーガンの人にも人気です。
日本でクスクスが食べられるおすすめのお店
「クスクスとは…」と知ったら、実際にその味を確かめたくなるのが自然な流れ。日本でもクスクスを提供するレストランは徐々に増えてきています。
1. ル・マグレブ(東京・六本木)
モロッコ料理の老舗で、本場仕込みのクスクスを楽しめます。ラム肉と野菜がたっぷり入った「クスクス・ロワイヤル」は看板メニュー。
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住所:東京都港区六本木4-11-4
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特徴:雰囲気も内装もモロッコそのもの。デートや女子会にもおすすめ。
2. タジンや(東京・高田馬場)
チュニジア出身のシェフによる本格的なチュニジア料理が楽しめます。スパイスの効いたクスクスが絶品。
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住所:東京都新宿区高田馬場1-29-2
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特徴:カジュアルで気軽に楽しめる。ランチでも本格派。
3. カフェ・ド・モロッコ(大阪・南堀江)
おしゃれなカフェ風レストランながら、モロッコ料理の再現度が高いと評判。野菜中心のクスクスはヘルシー志向の人に◎。
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住所:大阪府大阪市西区南堀江1-10-11
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特徴:スイーツも豊富で、女性客に人気。
自宅でできる簡単クスクスレシピ
「クスクスとはこんなに身近だったのか」と感じた人は、自宅でも挑戦してみましょう。スーパーや輸入食材店、ネット通販で簡単に手に入ります。
材料(2人分):
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クスクス…1カップ
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熱湯…1カップ
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オリーブオイル…大さじ1
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塩…少々
作り方:
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ボウルにクスクスを入れ、熱湯とオリーブオイル、塩を加える
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ラップをして5〜10分蒸らす
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フォークで軽くほぐして完成!
お好みでチキンや野菜のソテーを添えれば、立派なメインディッシュに。カレーやスープの付け合わせにもおすすめです。
クスクスとは、世界の食文化と健康を繋ぐ一皿
ここまで、「クスクスとは何か」「どこの国の料理か」について解説してきましたが、クスクスは単なる食材ではなく、文化や歴史、健康意識までも映し出す料理です。
まだまだ日本では知名度が低いですが、検索ニーズは確実に増加しています。食べたことがない人も、ぜひこの機会にレストランや自宅で「クスクスの世界」に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
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